営業で失敗から学んだ準備の大切さ
信用金庫営業マンのサラメンです
「信金サラメン」と言うチャンネル名でYouTubeやってます
今回は営業での失敗から学んだことについて、経験談をもとに紹介します。
結論:準備が一番大事
営業係になったばかりの頃の話です。
毎月集金で訪問していた企業の社長から、営業車両を買うから融資してくれとの相談。訪問するようになってから半年間、セールスを続けていた社長からの相談だったので本当に嬉しかったのを今も覚えています。
普段通り申込書類を全て預かり、審査を進めていきました。このあと、悪夢のやりとりが始まるとは、、、
保証協会付融資だったので、保証協会の担当者から連絡がきます。
協会「サラメンさん、こちらの会社さんは久しぶりの利用になるので印鑑証明や謄本、納税証明、、、が必要になります。」
サラメン「分かりました。準備します。」
社長から書類を預かり、保証協会の担当者へ。これで保証が決まると思ってました。
数日後、保証協会の担当者から連絡。
協会「決算書の◯◯って何ですか?あと納税証明書の種類が違います。必要な部分を教えていただき、書類も取り直してください。」
サラメン「分かりました。準備します。」
営業係になって間もないサラメンは、これが普通のやりとりだと思い込んでいました。
連絡があった日の午後、社長を訪問し事件が起こります。
社長「何でそんなに時間がかかるんだ。今までこんなことになったことないよ。お宅が営業頑張っているから、必要無いけど借りることにしたんだ。なのに、こんなに面倒な目に遭わされて時間まで奪われてちゃ堪らないよ。準備もろくにしないで進められちゃ困るんだよ。帰ってくれ。」
今まで良好な関係を築いてきたと思っていたので、この時はショックが大きかったです。
当然、このままではいけないなと思い、とりあえず支店に帰って上司に報告するのですが、支店までの帰り道チャリンコ漕ぎながら大号泣。
上司に報告後、同行してもらって謝罪。対応が早かったと言うことで許してもらい、その後は上司にバトンタッチして数日後に融資実行。
この出来事は自分の信用金庫人生の中でも、かなり大きな出来事でした。
この出来事から学んだことは、
準備の大切さです。
当時の自分は経験が浅く、知らないことが多かったと言うこともありますが、何も知らない自分でも準備に時間をかけることはできたはずでした。
分からない点があれば上司や先輩に聞く
必要となるだろう書類を明示しておく
質問されそうな点を予想しておく
この3つを怠った自分に非がある出来事でした。
1ヶ月後の集金が憂鬱で仕方なかったのですが、いつも通り笑顔で迎え入れてくれた社長の懐の深さに助けられました。と言う話です。
たまたま優しい社長でしたが、当時の件は取引解消となってもおかしく無い出来事です。
預金量融資量共に大きい企業だったので、取引解消となれば非難は避けられなかったでしょう。
優秀な営業マンは、準備に時間をかけています。
ちなみに、最近のコロナ関連融資でも相談を受け、スムーズに対応したことで感謝されたと同時に「成長して大きくなったな!」と言われました!
大きくなった、、、(意味深
皆さんの経験談、お待ちしております。
おつぴよ